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【仮面浪人】経験者が語る、悩みや辛さ、メリット・デメリットなど

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こんにちは、しなゆきです。

私は今、大学生として楽しい日々を過ごしているのですが、実は「仮面浪人」経験者なのです

今回はその「仮面浪人」について、実際にしようと考えている方、大学の合否が決まり進学を悩んでいる方に、私しなゆきが経験者だからこそ言えることを書いていきたいと思います。

 

仮面浪人とは

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まず「仮面浪人」とは何か知らない方々のために、簡単に説明していきたいと思います。

「仮面浪人」とは「ある大学に通学をし、学びながら本来進学したい大学に合格するために、勉強をしている状態またはしている人」のことを指します。

一般的な浪人と違い、大学に通いながらのため世間的には大学生となります。

仮面浪人生の多くは大学一年生です。次の年のセンター試験、2次試験に向けて勉強を頑張るという形になります。

次に仮面浪人と一般的な浪人を比べ、メリット・デメリットを書いていきたいと思います。

 

仮面浪人のメリット

まず仮面浪人のメリットから書いていきたいと思います。

  • 落ちても現在通っている大学が保険として残っていること
  • 世間体的に大学生であること
  • 大学生活をとりあえず感じることができること

まず、落ちても現在通っている大学が保険として残っているという点ですが、一般的な浪人だと、第一志望の大学に受からなかった場合を考えて、いわゆる「滑り止め」を受けることも考えなくてはいけません。

それとは違い、仮面浪人なら落ちてしまったら現在通っている大学に最悪残れるというように考えることができるため、気持ちは楽になると思います。

次に世間体的に大学生であるという点ですが、映画館などで学割が使えます!     冗談です…

自分は浪人生である。というように考えるよりも、自分は大学生である。と考えることができるだけで気持ちの軽さは違ってきます。

最後の大学生活をとりあえず感じることができるという点は、私の中で一番大きいのではないかと思います。

私の仮面浪人生活については後に書きますが、大学一年間というのは得るものがとても大きいです。そこで学んだ一年間はとりあえずの大学生活ですが、振り返るととても新鮮で鮮やかな一年間で、貴重な経験をしたなと思えるようになります。

仮面浪人が成功した時に、一回経験したことあるな~と思いながら新しい大学生活を始められるのは、とても大きなアドバンテージになります。

 

仮面浪人のデメリット

次は仮面浪人のデメリットについて順に書いていきます。

  • 勉強時間が少ない、忙しい
  • 交友関係に悩む
  • 大学生活に真剣になれない

勉強時間ですね。これは間違いないです。

他の浪人生は朝から晩まで勉強をする時間があるのです。それに比べ、大学の授業を受け課題をこなし、などなど勉強に充てられる時間は頑張っている浪人生と比べてとても短いです。

私はなんとさらに一人暮らしもしていたため、家事やご飯の用意なども大変でしたね…

これは個人にもよりますが、友人に仮面浪人中であることを伝えることができないと、交友関係などにも悩まさせます。

ちょっと書きましたが交友関係は、私にとっても大きな悩みでした。

同じ大学の友人に仮面浪人をすることを伝えると、その大学のレベルが低いと思われてしまうとか、どうせいなくなるなら相手しなくていいやなど思われてしまいそうで…

本当に交友関係はみなさん悩むと思います

仲のいい友人ができてしまった際に先に言うべきなのか、合格が決まってからいうべきなのか…これは一般的な浪人生では起きないことなので、仮面浪人のデメリットと言えます…

最後の、大学生活に真剣になれないですね。これはどうしても起きてしまうことだと思います。

仮面浪人は現在の大学のことを「もしかしたら」の範囲で考えなければなりません。確定したことが言えないため、講義のレポートなど全力でやってもいなくなるんじゃ意味ないような…そんな気持ちになります。

どうしても仮面浪人は勉強も大学生活も中途半端になってしまうというのがデメリットですね。

 

私の仮面浪人体験

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ここから急な自分語りに入っていこうと思います。

仮面浪人が成功したわたしのそのままの体験を書いていくので、参考になったら幸いです。

 

 仮面浪人を決めたきっかけ

まず、私が仮面浪人をしよう!と思ったのは大学に進学してから2か月後の6月です。

そうなんです。初めから仮面浪人をしようと思って大学に入っていないんです。

なぜ、仮面浪人をしようと思ったのかと言いますと、私は大学進学時点で将来やりたことがありませんでした。

ただ、なんとなくで地方のそこそこ有名な国立大学に進学しなんとなくで学部も決めてしまいました。

その時の私は、頭が良くて知名度のある大学へ行けば周りにも自慢できるしいいや! くらいの気持ちで大学に進学しました。

それがいけなかったですね…しかし過去にさかのぼってちゃんとやりたいこと考えろ! と自分に言っても「いや、ないね」というばかりだったと思うので仕方ないかな、とは思ってます(笑)

話を戻しますが、当初の大学の特別講義で建築を専門とする研究員の方がいらしてくれたのです。

その講義で私は「建築…面白そうじゃん!」と思ったのです。

なんとなくで入った大学では「大学生だから学べること」が学べないなと感じていました。ただ講義を受け「そうなんだへぇ~」で帰っての繰り返しでした。

せっかく大学に入るのなら、大学を卒業した時に胸を張って「私は大学でこれを学んできました!」と言えるようになりたい。そう思って建築を学ぼう。学べる大学に行こうと思ったのです。

長くなりましたが以上が私の仮面浪人に至った経緯ですね。

え! そんなんで!? と思うかもしれませんが(笑)

長くて短い4年間です。つまらないことを学んで、お金払って卒業の時に満足するのかなと、私なりに考えたのです。

 

仮面浪人生活

ここからは実際に体験してきた生活について書いていきたいと思います。

まず、私は先述したように6月に仮面浪人しようと決意しました。

そうなんです。遅いんです。一人暮らしもしていましたし、サークルにも入っていましたし、友人もいました…

仮面浪人を始めるにあたってまず一番に私はサークルをやめました。よくしてくれる先輩、友人になんでー? と聞かれながら、本当に仲の良かった先輩と友人にだけ事の経緯を話しました。

始めはみんな反対しましたが、私の意志のが固いとみると諦めたのかみんな応援をしてくれました…本当にうれしかったです。感謝です…

それからは、大学の図書館で空きコマや講義の後は遅くまで勉強する日々でした。周囲の視線がどうとかちょっと気になったので、一番端で目立たないようにやってましたね(笑)

 7月になると大学のレポートが多くなり、とても勉強に集中できるような状況ではなくなりました。その時ばかりは仮面浪人のつらさを感じました。

夏休みに入ると、ひと段落して勉強に集中できるようになりました。このころから私は今の実力はどれくらいなのか気になり、模試を受け始めました

なんと、驚いたことに一回目の模試の会場で何と同じ大学の友人と会ったのです! その友人もなんと仮面浪人を考えていて模試を受けに来たと、そう言いました。

その友人の存在も、私の仮面浪人生活の大きな支えとなったなと改めて感じています。

模試の判定はB判定でなんとも微妙でした…

ここで私の親の話になるのですが、仮面浪人は比較的反対でした。しかし私が本当にそこに合格できるなら、できるように頑張るのなら、止めはしないというスタンスでした。

大学の課題も終わり、模試の判定もB判定でやっと落ち着いて勉強ができると、思ったのですが、私は思ったのです。

「模試受けるのにもお金かかるし、受験料もかかるし…」と。私が決めたことだ! さすがに親に頼ってばかりではいけない! そう思った私はなんとバイトをしようと決意したのです!!

いや、勉強しろよ!! 私も今となってはそう思います…

当時の私は、親が望んだ大学を退学し、さらにはお金までかけてと…親に対して負い目を感じていたのだと思います。

しかし、勉強に関連したバイトをしよう! そう考えた私は高校生の家庭教師を始めたのです。夏休みは家庭教師と勉強とで忙しく終えました。

後期に入ると、前期での反省を踏まえ単位数を少なくしました。そのおかげで家庭教師を続けながら、勉強の時間も多く取れるような生活を続けることができました。

後期の私は焦っていましたね…なにせ現役生はここから伸びてきますし、受験シーズンになるにつれていろんな不安や葛藤を感じるようになりました。

そこでも一緒に仮面浪人する友人はいい相談相手になってくれました…

友人は家庭教師を雇って勉強をしていたらしいです。

時間がない中でどうやって結果を出すのか…それが仮面浪人のつらさなので家庭教師を雇うのはいい手段だなぁ…と思いました。

やはり、同じ境遇に置かれている人が一人でもいると心強いですね。私はラッキーだったなと思います。

センター試験当日は私は特に焦らずに落ち着いて取り組めたと思います。

まぁ二回目ですし、一回受けたことがあるというのは大きなアドバンテージでした。(物理基礎マークミスしたんですけどね~~!!!)

二次試験も落ち着いてうけることができ、私は見事に合格することができました。

一緒に仮面浪人した友人も合格したためよかったです。

合格後は仲の良かった友人、親に報告をしました。

友人は寂しそうでしたが、これからも連絡し合おうね! と多くの友人に言ってもらえました。

このように違う大学に多くの友人ができるのは仮面浪人ならではの強みかなと感じますね…

親もよかった、これからが楽しみだと応援をしてくれました。

以上が私の仮面浪人体験になります。

もっと書きたいことや伝えたいことがあるのですが、また機会があれば書いていきたいと思います。

長くなってしまいすみません!!

じっくりと読んでくれた方はありがとうございます。

友人のように家庭教師を雇うこともお勧めします! 二人三脚で頑張れますし、なんといっても相談相手になってくますからね! 心の大きな支えになると思います。

ここから自分の境遇に合った家庭教師を探すことができます!

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おわりに

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よく私は「仮面浪人して後悔してない?」と聞かれます。

私は全く後悔していないです。

あの大学で得たこと、学んだこと、できた友人はあのきつかった仮面浪人がなかったら経験できないことでした。

「一年遅れるんだ」まわりから耳が痛いほど言われました。

ですが私は「一年多く学べるんだ」そう言いたいです。遅れてしまうのは確かにそうかもしれません。でも1年の経験は無駄にはならないのです。

仮面浪人を考えている方、している方、どうか「1年無駄になる」そのようにだけは考えないでください。学べること、得ること自分を成長させる貴重な機会になると思います。

私のあの1年は宝物です。

学びたいことを学ぶために頑張って仮面浪人をしている方の応援に、また仮面浪人について悩んでいる方の参考になったら幸いです。

それでは。